セクハラサイコロ@スッキリ

 小学校教師が、担任するクラスで「セクハラサイコロ」なる罰ゲームを生徒にしていた、とニュースになっている。授業中の私語など生徒が決まりを守らなかったときに、教師が作ったサイコロをふらせ、出た目に書かれた「セクハラ」罰ゲームを行うという。サイコロには男子用、女子用とあり、男子用にはキス、ケツタッチなど。女子用にはハグ、頭なでなで、つばほっぺなどがあり、直接的な性的行為は女子にはない。教師は50代後半の男性。女子生徒の保護者からの抗議で発覚。女子生徒は「おしりも触られた」と言っているが、教師は「男にしか触ってない」と否定している。批判もあるが、「良い教師」という親、生徒もいる。


 ということを日テレのワイドショー「スッキリ」でやっていた。確かに、こんな親父にキスとかハグとかされる気持ち悪さは罰にもなるだろう。教師がロリショタ目的でやっていたのか、小学生目線で悪ふざけがすぎたのか、分からない。


 VTRは教師に批判的なものだったが、スタジオでは司会の加藤浩次テリー伊藤がやや教師よりだった。「面白いやっちゃなwこの教師w」みたいなノリで、「報道が騒ぎすぎ」という意見だった。アナがサイコロの罰ゲームを解説するところも、加藤から笑いが漏れていた。加藤がこの件でこういうスタンスをとるのは思ったとおり。サイコロで罰ゲーム、オッサンが男に無理やりキス、みたいなネタはテレビのバラエティ番組にはよくあること。視聴者はそれを見て笑って幸せになってる。あまりこの教師がしたことを批判してては、テレビでそうしたネタをやることも自主規制になってしまいかねない。


 この小学校のクラスも、嫌がる子がいる一方で罰ゲームのときには大いに盛り上がったことだろう。見てるだけなら面白いショーだし、一部の子は罰を受けることを「おいしい」と思ってたかもしれない。


 スッキリではロバート・キャンベルが教師に喝をいれていた。「教師」が、反社会的行為である「セクハラ」を面白いからといって罰ゲームにするとは何事だ。という意見。その通りである。