情弱になるまとめサイトとネット原住民

・ネット上にはあらゆる情報があふれている→間違い
・ネット上にある情報は非常に限定的。



・さらに、会員制サイト、登録制サイト、有料サイトが追い打ちをかける。
朝日新聞や読売新聞、日経新聞など、会員限定ニュースを提供するようになった。
・有料メルマガで限定的に情報配信する著名人が増えた。



・新聞社の会員限定のニュース配信の話。
・見出しと冒頭のリード文だけ誰でも見られるように提供し、本文は会員登録や購読契約しないと読むことができない仕様。
・朝日や日経は、1ヶ月数本のニュースなら無料で会員限定ニュースを読むことができるが、読売新聞には無料枠はない。
・見出しやリード文で要約は分かるが、肝心なことは全文読まなければ判断できない。
・見出しやリード文が単なる釣り文章であることが多々ある。



2chのニュース関連板では、新聞社サイトのニュースソースが話題として扱われる。
・会員限定ニュースは面白い話題が多いので、もちろん2chでもスレが立てられ、話題が盛り上がる。
・しかし会員限定ニュースで2chに引用されるのは冒頭のリード文のみなので、全文読めばなくなるはずの誤解が蔓延してしまうことがある。
2chのスレはまとめサイトに転載され、ネット中に誤解が広まっていく。
2chを経由しないtwitterなどでも同じ話。全文読まずにフリーのリード文だけ読んで勝手に憶測を広げていく。
・もしくは、同じニュースでも、会員限定じゃないメディアのニュースソースでスレが立てられ、会員限定ニュース発信の情報が無視された状態でネットに広まっていく。
・マスメディアが会員限定ニュースに力を入れると、相対的にオープンな産経新聞のサイトや煽動系ニュースサイト、ゴシップ系ニュースサイトがネットで影響力を増す。



・マスがニュース配信を会員制にする→2chtwitterにあふれる情報が減る→扇情的なゴシップニュースがあふれる→それらをまとめるサイトの質が落ちる→まとめサイトに頼っている読者が情弱になる。
・数年前に使っていた新聞勧誘の断り方の「ネットで見れるから」はそのままでは通用しなくなった。