パックンマックンのパックンマックンが教えるコミュ力上達方法が実践的で良かった

2日前のNHKラジオの「すっぴん」にパックンマックンのパックンが出演して、大人のためのハーバード流のトーク術の鍛え方という話をしていた。いろいろエトス・パトス・ロゴスといった理論的な話を一通りした後に、ではどうやって会話力を鍛えるのかを話していて、それが妙に納得できるもので良かった。


出されたお題に対して5つの質問を考えることを繰り返す。これを何度も反復し、パッと5つ思い浮かぶ状態にまでなったら会話で困ることはないという。そりゃそうだ。
苦手な人は最初は5つの質問をひねり出すのも難しい。5つの質問がパッと浮かぶようになると、その場でどの質問がこのタイミングで相手に一番最適で目的に合っているか、5つの中から選ぶことができるようになる。


ラジオではこんな例題を出していた。パックン「今日那須に行ってきました」、これに対して5つの質問を思い浮かべる。「何の用ですか」「那須ってどこですか」「仕事の前に行ってきたんですか」「よく行くんですか」「おみやげありますか」。浮かんだ中から1つ選び相手に投げかける。またボールが飛んでくるから新たに5つ思い浮かべる。この繰り返しで沈黙することなく会話のキャッチボールが続けられる。


番組終了後ネットで調べてみたら、今日の話はどうやらパックンが今年出した本の内容を抜粋したものだったらしい。書評も好意的なので興味が出てきた。