ポケモンGOと拡張現実に利用される空間の権利

世界中で大流行のAR(拡張現実)を利用した位置ゲーム『ポケモンGO』。
拡張現実世界に出現するポケモンを探すために公共施設や私有地に無断で侵入する不届き者のユーザーが出てきたりして問題にもなっている。
ポケモンを配置しているのは運営会社。
いろいろなトラブルを報じる記事を読むと、どこに出てきてもおかしくないように思える。
道路や公園だけでなく一般住宅の中にも出現する。
自宅の中、庭先に勝手にポケモンが配置される。
もちろん出てくるのはコンピュータ上の拡張された現実世界。
運営会社のサーバーの中。
しかしユーザーは、ポケモンをゲットするために時に私有地に入り込んでくる。
私有地の拡張現実世界にポケモンが出現したから。
これでは平穏に過ごす権利が侵されてしまう。
電柱や看板設置に許可を取るみたいにARにキャラ配置する時にも住民の許可がいるのではないか。
また、ARになら何を配置してもいいのか、という問題。
ポケモンGOの仕組みでアダルトゲームが出たら地域住民は許すのか。
各地の拡張現実世界に美女や美少女が出現。
スマホをかざしてナンパしてゲットできればムフフな展開に。
各地域にエロを求めたわいせつユーザーが出没する事態になる。
早々にARの規制の仕方を考えなければならないだろう。