ノーベル賞の予想屋をマスコミが各部門で使い分けてるのは何で?

マスコミ報道で参照されるノーベル賞予想屋が各賞ごとに異なっている。


ノーベル文学賞では、毎年イギリスのブックメーカー(賭け屋)の予想が参照される。イギリスにある複数のブックメーカーのうち、村上春樹の受賞のオッズを一番高くした店の予想が記事になる。


ノーベル平和賞では、毎年ノルウェーの国際平和研究所の所長の予想が参照される。記事では「ノーベル平和賞ウォッチャー」として紹介される。


他の研究部門である、化学賞、物理学賞、医学生理学賞では、アメリカの調査会社トムソン・ロイター社による予想を毎年報道している。論文の被引用件数を元に同社による表彰も兼ねている。


ノーベル文学賞の予想記事だけ明らかに参照ソースが胡散臭いのが気になる。2015年の文学賞受賞者を当てたブックメーカーもあったというが、それでも何故文学賞だけ世俗の賭け屋の予想を大々的に取り扱うのか。もっと格があってもっともらしい予想ができるノーベル文学賞研究者はいないのか。


逆に言えば、文学賞だけじゃなく化学賞、物理学賞、医学生理学賞の予想も全部ブックメーカーの予想を記事にすればいいのに。