就活で学業のこと聞いて面接官は何を判断するのか

以下の記事は、就活面接で企業は学業と関係のない質問をしすぎ、という提言。

新卒面接で「サークル」や「ボランティア」など、担当者が分かりやすい話だけを聞いていると、社会と大学の断絶を加速するのでは。
http://blog.tinect.jp/?p=42146

サークルやボランティア活動のことよりも学業のことを聞けという。で、学業のことを聞いた面接官は、どうやってその学業の話を面接評価に反映させるのか。
会社と関係ない分野の学部の学生が面接に来たとしよう。
同じ経済学部の就活生が2人いたとして、それぞれの学業の話を聞いて、「こちらの学業のほうが優れているからこちらを採用しましょう」となるのか。なるはずない。
記事でも「経済学部の学生より経済学のことが分かっているわけではない」と認めている。
結局は、自分の研究についてのプレゼンが上手いほうが採用される。
採用の是非に関わるのは研究の内容や質ではなく、研究を通じて培った「リーダーシップ」とか「発想力」とか「マネジメント能力」とか。
これはサークルやボランティアなど学外活動のアピールが重視されていた時と同じだ。
以前に、「サークル」や「ボランティア」を通じたアピールが好まれていたのが、卒業研究、卒業論文を通じたアピールが好まれるようになってきたと。
 
 
 
ただ大学生に実学を求める流れは変わらないので、文系学部、文学部の就活生の肩身狭さは、研究内容を聞く面接官に対しても変わらないのではないだろか。