100年後にはもういない 君はいない 僕もいない

先日、救命病棟の密着ドキュメンタリをテレビで見た。そこは、過疎地域にある唯一の救命病棟で、道路も不便なためドクターヘリで現場へ向かう。ドクターヘリを導入してから、目に見えて救命率が上がったそうだ。


番組では、若い医師がフライトナースとともに二箇所の現場へ向かっていた。
一人は自宅で転んで頭を打った80代のおばあさん。
もう一人が、心不全で倒れた80代のおばあさん。
迅速な処置で二人とも助かった。


テレビは感動的な演出で味付けしていたが、見ていた私は「なんだかなぁ」というモヤモヤ感。
二人とも、十分生きたのでは。ここで助かっても、数年後には、ほぼ確実に死が訪れるのでは。医者の仕事は寿命を延ばすこと?それで将来、社会は良くなるの?
などなど、いろいろ思った番組でした。