高齢になっても健康のまま長生きしてもらって医療費削減?

日テレ系のニュース番組「ウェークアップ!ぷらす」で国民皆保険の問題を特集していた。高齢化による医療費増加で皆保険が危機的状況にあるという話の流れで、高齢者の健康維持を目的としたエクササイズ教室を開いている自治体が取材されていた。軽い運動をして健康を維持し続けることが高齢者の医療費抑制にもつながるという、今までもいろいろなメディアで取り上げられてきた話題だ。
内容には賛同するのだけど、その中で、虎谷アナが読み上げた「高齢になっても健康でいつづけてもらおうと…」とかなんとかいう部分が気になった。健康な高齢者であったとしても、最期は何らかの病気にかかり病院で死ぬのが常なわけで。自宅で死んだら、一人暮らしの場合は孤独死として哀れまれ、同居の場合は警察がきて一時的に家族が捜査対象になってしまう始末。(病院で死ぬのが一番幸せと世間一般的に思われてるのか?)
この場合のアナウンスとしては、「死ぬ直前まで健康でいつづけてもらおうと…」と言ったほうがいいのではないか。
そもそも健康で長生きしてもらって高齢者医療費や介護費用を抑制してもらったとしても、その分、年金保険料が厳しくなってしまう。同時刻のNHKでは年金問題を特集していたが、年金と医療保険は一緒に取り上げたらどうか。