SO3とミッション:8ミニッツ

 PS2ソフト「スターオーシャン3」を最近クリアした。SO3のストーリー、ネットの一部でとても評判が悪い。「実はネトゲの世界でした」というオチがシリーズファンの怒りを買っている。エンディングは、ネトゲのデータが壊されるも何やら哲学的な理由でネトゲの世界は消えずに元の世界から独立し平和になってチャンチャンというもの。
 このエンディングを見て、映画のミッション8ミニッツのラストを思い浮かべた。プログラムで再現された世界と思っていたら実は平行世界でした、という内容。死ぬ直前8分間を再現するプログラムを作ったと思ったら、それは死ぬ8分前の平行世界にアクセスするためのプログラムだった、という話。
 SO3も同じように考えられる。FD世界のエターナルスフィア社は、ネトゲ「エターナルスフィア」を作っているつもりが、いつの間にか平行世界とリンクできるプログラムを作り上げてしまったということではないか。エターナルスフィアの世界全体が平行世界なのか、それとも主人公のいる銀河だけが平行世界でたまたまプログラムであるネトゲ「エターナルスフィア」と結びついてしまったのか。これならネトゲのデータが全消去されても、主人公の世界が消えなかったという理由が分かりやすい。