テレビのニュース解説番組について

フジテレビの従軍慰安婦特集がひどかった - 法華狼の日記
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20111219/1324314277


フジテレビの「知りたがり!」の内容について批判している。「知りたがり」とは、毎日一つのニュースについて「わかる人」と呼ばれる専門家を招いて詳しく解説させる番組。「わかる人」は毎日一人しか呼ばないので、当然その人選によって内容に偏りが見られる。ゲストの芸能人が視聴者代表として、または視聴者が直接FAXやメールで、「分かる人」にあれこれ質問する時間もあるけど、自分の疑問が全く出てこないので分からないままになることが多い。


池上彰ブーム以降、解説番組が増えたけど、どの番組も「知りたがり」と似たようなもので見ていてモヤモヤが残るばかりだ。本家テレ朝の「学べるニュースショー」も池上彰さんが手を引いて以降は、ニュース解説する専門家の偏りを感じる。そもそもあの手の番組に専門家は必要ないんだ。池上彰さんはある特定の専門家ではない。番組で解説していた内容は、新聞等の報道内容を読み込んで得た知識を元にしたものだ。解説する池上彰さんや解説する内容に何ら色がついていないと視聴者が判断したからあそこまで人気番組になったんだろう。


池上彰さん以外が解説する池上彰的な番組は、池上彰的なニュース解説を期待する者にとって、全部ガッカリさせるものだ。専門家が出てくる解説番組を見るよりはワイドショーや夕方のニュースのアナウンサーによるパネル解説を見たほうがよっぽど吸収しやすい。


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ニュース解説番組に専門家一人出してその人の主張を一般的な意見として放送することに関して、何か身近にそんなのあったなと考えてたら、togatterで自分のツイートを自分でまとめることと似ているんだな。