「走るゾンビ」「走る貞子」「走るキョンシー」どれが一番ひどいか

映画「貞子3D」のテレビCMが最近よく目に付く。「りんぐ」の3Dリマスターかと思ってたら完全新作だった。貞子がプロ野球の始球式をしたりと映画の宣伝に忙しいが、こうも「貞子」を表に出すことは、ホラー映画にとってプラスなのだろうか。宣伝のためにいろいろPRすることは大切だと思うけど、実際映画で貞子が出てきたとき、怖がるよりもむしろ笑っちゃう人のほうが多くならないか。りんぐの貞子の怖さは「動画からゆっくり這いつくばって出てくるのに逃げられない」こと。映画のPRキャンペーンでは、貞子の動きはキビキビしている。渋谷のスクランブル交差点に出たという50人の貞子の動きは普通のアメリカ映画のゾンビと変わらなかった。
ゾンビと言えば、ゾンビ映画ファンの間では以前から「走るゾンビ」が議論の的となっていた。最近でも、バイオハザード新作で「ゾンビが元気よく走る」という情報が出てきて一部批判がある。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1711841.html
「貞子」が全面に出てくる映画宣伝を見て、もう貞子はホラー映画のキャラクターを通り越して、「ゾンビ」や「フランケンシュタイン」のような、怪物の一般名詞のひとつになったのかな、とか思った。これからも「貞子」が人間を襲ってくる映画はいくらでも作られそうだ。将来新しい表現として「走る貞子」「泳ぐ貞子」「ジャンプする貞子」「刃物や銃器を使う貞子」が見られるかも知れない。