・朝日新聞デジタル：麻生副総理の憲法改正めぐる発言の詳細 - 政治
http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201307310772.html
麻生太郎が「（ナチスの）手口を学んだらどうか」とどっかの講演で発言して物議を醸している。朝日新聞の講演全文？の書き起こしを読むと、最後にチョロっと言っただけ。本筋とはまったくずれている。麻生太郎の性格から考えるとジョークとして言っただけだろう。当時講演に参加していた人のtwitterによれば、この発言に対し、会場から笑いが漏れたという。まあ冗談で言ったので確定だろう。朝日は書き起こすなら、「（笑い）」や、会場の雰囲気も書き加えたらどうか。
麻生太郎のウケを狙ったジョークが何故ジョークとして成立し、会場から笑いが起こったのかと言えば、「ナチスに学べ」なんて絶対にやってはいけないことだと、双方が認識しているからだ。本気でナチスから学ぼうと言っているわけじゃない。ちょっと危険な香りを匂わせたブラックジョーク。
その朝日も最初はこのジョークをスルーしたわけで、本筋とは全くずれた会場を盛り上げるためだけの冗談なんていちいち紙面で取り上げていられないだろうし、講演を聞いても特に印象に残るような冗談でもなかったということだ。それが会場の雰囲気を伝えないまま、発言だけが活字化されると、変に問題が大きくなっていく。ジョークの質を問題にするならまだしも、ナチスのような言論弾圧をやろうとしているのか、と心配する声はズレてるように思う。
