夏野剛「SNSはメディアじゃない」ってほんと?

2015年1月5日のフジテレビの情報番組「とくダネ!」で新年早々安藤美姫がネットで炎上したとかいうくだらない話題を放送していた。安藤のインスタグラムで娘の写真を公開した行為が気に入らない人たちから批判コメントがついて「炎上」になったとか何とか。安藤の子供といえば父親非公開、未婚の子供ということでスキャンダルとなっていた。父親についてロシア人コーチ説、日本人選手説等がゴシップ誌に書かれていてそのために娘の容姿に注目が集まっていた。昨年末には父親説のある日本人選手の家族から慰謝料が請求されてるというネット記事が話題になっていた。これらの文脈からこの手の話題に関心を持っていた人たちは、娘の写真が出た時に「公開してよかったの?」「父親の秘密を守る必要ないの?」と困惑し、批判コメントにつながった。安藤は寄せられる批判コメントに反論した。「嫌いなら見ないで」「私は平気だけど私のファンは傷つくからネガティブコメントはやめて」「批判を書くのは自分が幸せでないからですよね。自分の幸せを大切にして」煽りも入ってるが別に悪い反論ではない。やられたらやり返せばいい。こういう話題を「とくダネ!」ではVTRにまとめていた。そのVTR終了後のスタジオコメントで夏野剛が言っていたことが気になった。小倉智昭らが「安藤の行為の何が悪いか分からない」といった話を受けて、何か話せば必ずどこかに批判している人はいる、テレビの前では視聴者が僕達のことを(安藤に対するように)批判してたりするだろう、とかいうコメントを経て、笠井アナから「ネット上に何か書けば批判する人が出てくるのも当たり前でもある」とのような発言があった。そこに夏野剛が「それは違う。今回はSNSSNSはメディアではない。限られた人たちだけが使用するものなのだから批判している人は馬鹿。分かってない馬鹿が多すぎて私もよく炎上する」と口を挟んだ。SNSはメディアではないという。それはおかしい。SNSも情報を広く伝える手段でありメディアである。受け手がSNSから得た情報について批判を含む批評する行為は何からも禁じられていない。この点、分かってないのは夏野剛の方である。