スナック菓子つまようじ混入事件で怒りを覚えた人が次に考えるべきこと

異物混入に便乗? スナック菓子に「つまようじ」入れる「いたずら動画」に批判殺到|弁護士ドットコムニュース
http://www.bengo4.com/topics/2549/



犯人はスーパーを舞台に他にもさまざまな犯罪動画(万引き、商品破壊)を投稿しており、また動画内やコメント欄で、自身のプロフィールも詳細に語っている。



2chでその内容が1レスでまとめられている。

仮まとめ
犯人は18歳
2011年と2013年に犯罪予告で逮捕され神奈川と愛知の少年院に入所していた
住居を別にする母親と共に生活保護受給者
万引きの常習で盗み癖は小学生の頃から
父親が家に金を入れなくなったことを理由として小学生の頃に両親が離婚
母親からのネグレクトと心理的虐待を受けて育った
幼少時、兄からも日常的な暴力を受けていた為、ある時アタック(洗剤)をコーラに混ぜて兄の殺害を試みるが、そのコーラは母親が飲んでしまい結局、兄の殺害には至らなかった
その後の数日間、母親が体調の不良を訴えていた

http://fox.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1421188760/35

ワイドショーでは、犯人についてコメンテーターが「元から精神がゆがんでいる」と言っていたが、その歪みはネグレクトによってできたのか、どのような環境においても歪みが生じる精神障害なのか。



昨年末に放送していた、底辺を生きる子どもたちをテーマにした一連のNHKスペシャルを思い出す。

NHK NEWS WEB “消えた”子ども1000人超
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2014_1222.html

こういう番組を見ていつも思うのが、同情されるのは子どものうちだけ、ということ。子どものうちに保護されずに成人になった人間に対して世間は冷たい。多かれ少なかれどの家庭でも子どものうちに何らかの歪みが与えられるのは当たり前という世間の認識でもあるのだろうか。その歪みを認識して普通の人として皆生きている。どんな虐待を受けた人間でも犯罪者に対して同情は必要なく情状酌量の余地もない。という話だろうか。
こういう歪みについて、既存の矯正が効かなくなっているのか、少年院での教育はスナック菓子つまようじ犯には効果がなかった。個別に、育て直し、催眠、洗脳を駆使して、暴力で新たな歪みを植え付けることなく、いびつな精神をトラブルを生まないように簡単に変換、上書きすることは現代技術では無理なのだろうか。