森友学園を巡るニュースで、「陳情後に学校新設規制を府が大幅に緩和」なんて報じられた松井一郎大阪府知事が、「今までの大阪府の規制が他府県に比べて厳しすぎただけで、規制緩和は森友学園に便宜を図ったわけではない」とtwitterで釈明した。
これが、今のアメリカメディアならば、すぐさまに「大阪府の学校の新設規制はl本当に他都道府県と比べて厳しかったのか」というファクトチェックが行われることだろう。
しかし、BBCやFacebookが行う、ファクトチェックやフェイクニュース対策を賞賛していた日本のメディアは、どこもこの松井発言を検証することはなかった。ただ「松井府知事がこう釈明した」ということを垂れ流すのみだった。
記者の人は、府知事のツイートを読んで、「ほんとかな」と気にならなかったのだろうか。「ちょっと比較してみよう」という気にならなかったのだろうか。「読者が知りたいと思っている」と思わなかったのだろうか。
結局、メディア不信はこういう点から現れるのだ。