米朝首脳会談で日朝の拉致問題は「解決・進展した」と発表される

明日の米朝首脳会談を前に、考えたことをメモしておく。
 
米朝首脳会談の主要議題は「北朝鮮の非核化」である。
・しかし、トランプ大統領は「非核化」の期待値を下げることに熱心だ。
・・事前協議が決裂したように見せて一時、米朝首脳会談は中止だと宣言した。
・・当初は即時の核放棄の合意を取り付ける目的だった会談が、「まずは会うことが大切だ」とし今回の会談では非核化の合意はしないのだと匂わせた。
・メディアも北朝鮮の非核化に関しては現状全く期待してない。
・それなのにトランプ大統領は「金正恩体制の保証」を合意するという報道が流れている。

・本来、非核化の代わりとなるはずの体制保証である。

・非核化が達成されていないのに体制保証をすれば、トランプ大統領金正恩総書記に良いようにやられたと責められる。
米朝首脳会談で成果を出せなければ中間選挙にも影響がある。
・非核化が無理ならば、体制保証に対する代わりの成果が合意されるはずだ。
 
・それが日朝間の拉致問題だと思う。
米朝首脳会談決定後、日米間では頻繁に情報交換がなされている。
・安倍首相とトランプ大統領の間でも、電話会談含め4回以上、会談している。
・明日に米朝首脳会談を控えたトランプ大統領が、安倍首相に電話をかけてくるほど。
・これは単にトランプ大統領金正恩総書記に拉致問題について話す、というだけでなく、拉致問題について交渉して、成果を出す、ということまで含まれていると思う。


トランプ大統領米朝首脳会談の成果をアピールできる。

・安倍首相は米朝首脳会談を自分の手柄にし、日朝首脳会談につなげられる。

金正恩総書記は日本から拉致問題に関する制裁解除や経済支援を受けられる。

・このように三者全得。
 
・なので、明日の米朝首脳会談では、トランプ大統領の口から、日本の拉致被害者の生存情報、もしくは更に進んで、日本への帰還の発表がされるのではないか、と予想する。