「安全」と言わずに安心できるか

今日のTBS昼オビ。関東のお茶っ葉にセシウムが含まれていた、というニュース。ゲストに首都大学東京の大谷浩樹准教授を迎えていた。放射線学科の先生ということ。最近よくテレビで見かける人だ。東大の先生はあまり見かけなくなった。「御用学者」批判恐れてテレビ局側で呼ばないのか、呼んでも断ってるのか。
アナウンサーがパネル使って、放射性ヨウ素放射性セシウム半減期の違いについて解説。ヨウ素は8日、セシウムは30年の半減期。その時にレギュラーコメンテーターの八代英輝さんが「セシウムは体に害はないのですか?」と大谷先生に聞く。
大谷先生は半減期の話題に戻って、「セシウム半減期は長いといっても、体外に尿として排出されるので生体内半減期はもっと短い」と答える。これでは答えたことにならないので、八代さんがもう一回、「セシウムは体にとって害にならないのですか?」と聞く。
大谷先生は、「セシウムが出すガンマ線は体にたまりません。ヨウ素が出すベータ線は体に溜まって害になります」と答えた。
あくまでセシウムに「害はない」「安全」とは言い切らない。ヨウ素との違いを答えただけだ。学者としては正しい回答だろうけど、視聴者としては消化不良。
東日本全体に放射性物質が撒き散らされてしまった中で、結局は自己責任で食べるしかない。