写真に撮られるということ

昭和の時代に街撮りした少女のスナップ写真を展示・販売するイベントが開催され物議を醸している。

はてなブックマーク - 古きよき時代の少女の姿がここにある 世田谷で『声かけ写真展』開催中 | ガジェット通信
http://b.hatena.ne.jp/entry/getnews.jp/archives/1455974

・主催者である撮影者は、少女の許可をもらって撮影していた。(少女は全員カメラ目線、親の許可はまちまち)
・少女(当時)に展示や販売の許可をとっているかは不明。
・展示写真には性的表現で説明書きがされている。(主催者はアダルトサイト運営)
・性的使用目的での撮影と少女に断ったか不明。
・展示会場では展示写真の撮影が可能。一部写真は電子データとして配布。(被写体本人の知らぬ間に拡散)


少女愛好家が昭和ノスタルジーに浸るためのイベントといっても、「展示物撮影可」「展示物販売」というやり方には首を傾げる人のほうが多いだろう。
「販売」についてネットメディアの取材に主催者が答えていた。

ーーでは、なぜ写真展で販売したのか。
「遠足とか運動会が終わった後に、写真がバーっと壁に貼られて、番号が書いてあって、学校が焼き増すのがありましたよね?あれを、もう一回思い出してくださいという展示物の一部だったんで。金儲けとかの意味合いではなくって、あくまでもノスタルジーを感じてもらうというものが主旨だった」
(略)
ーー被写体の本人や家族から苦情があったら、どう対応するのか。
「被写体の方の納得される形にします。売るなって言われたら売りませんし、賠償という話になったら、それは応じます」


世田谷の「声かけ写真展」で少女写真を販売 主催者はアダルトサイト運営も
https://www.buzzfeed.com/eimiyamamitsu/photos?utm_term=.hsbXjYNq1#.ayNJ9RVBx


今回は、「少女」の写真をあからさまに性的目線で使用していたことから、大きな問題となった。ただの昭和ノスタルジー写真展だったなら少女写真でも問題視されなかった。
一方、ネット上では勝手に他人の映った写真を用いて笑い合う文化はあり、一部は「ボケて」など巨大メディアとなっており、誰かの撮影した写真・映像に映ってしまったが最後、どこまでも馬鹿にされ続けるということも無きにしもあらず。自分の肖像権は自分で守らねばならず。