紅白にガガを出すならミクを出せ

NHK紅白歌合戦。開始時間早くなったの知らずに芦田愛菜の歌から見る。
レディ・ガガの登場を楽しみにしていたのだが、NYで収録した映像を流しただけだった。なんだこりゃ。これが紅白?
前日か前々日のニュース7じゃ、アメリカから「中継」するって言ってなかったか。その前に放送されたテレ朝のMステのほうは、ガガのパフォーマンスを生放送で流していて感動したので、その落差も大きかった。天下のNHKの紅白なのにガガのパフォーマンスは非常にこじんまりして迫っ苦しく感じてガッカリした。NHKはライブが断られた時点でオファーを諦めるべきだったろう。
紅白といえば昔は、口パク禁止、中継禁止、もちろん録画放送禁止といったので有名だったのに。和田アキ子なんかは最近よくある他の歌手の特別扱いに対してキレていた。今は口パクも中継も当然といった風潮で、録画放送もガガの前例ができてしまった。歌手の歌を聞くテレビ番組ではなくなって、どんなパフォーマンスを見せるかという番組になってる。数年後にはフジテレビのかくし芸大会みたいに、出演者はパフォーマンスを事前に収録して会場では映像を流すだけという紅白になってそう。
紅白が録画放送OK、口パクOKという方針を示すなら、レディ・ガガよりもっと出場するにふさわしい歌い手はいる。ガガよりも初音ミクを紅白にだすべきだった。震災の年、ネットでの助け合いを通じて深まった「絆」を表すのにこれほど相応しいキャラクターはいない。いつかのコンサートのように透明アクリル板にCG映像を映す形でライブしてほしかった。
今年の年末の紅白には期待している。