「親日派」「在日」言葉の意味

韓国で言う「親日派」とは欧米で言う「ナチ協力者」と同義 - 誰かの妄想・はてな
http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20141223/1419301353

同じ漢字を使っている言葉でも国が違えば意味やニュアンスも異なるという話。用語としては、植民地時代の日本協力者という意味で「親日派」という言葉が使われるとのこと。そういう人は韓国では否定的に扱われるので、「親日派」には否定的な意味合いがある。それが派生して、韓国内ではネガティブな意味合いで、特に植民地時代の日本協力者というわけではなくても、罵倒語として「売国奴」という意味を込めて「親日派」という言葉が使われたりもしているようだ。
現在の国内ネットで使われている「ザイニチ」という言葉を当てはめれば理解できるのかもしれない。
「在日」とは、そのまま言葉の意味を取れば日本に在住する人という意味だが、日本人が日本に住むのは当たり前なので一般に日本に在住する外国国籍の人に対して「在日外国人」などと用いられるものではあるが、その人口の多さや歴史的な問題もあり、「在日」という言葉が用いられた時に「在日朝鮮人(韓国人)」を差す場合も多い。
その中で、主にネット上で、嫌韓主義者たちは「在日」という言葉を「売国」「国賊」等の侮蔑的な意味合いを込めて使用している。例えば民主党社民党議員といった嫌韓主義者が嫌いな政治家に対する「在日」認定というのは、本気で在日朝鮮人と思っている場合もあろうが、彼らの多くにとっては真実でも嘘でもどうでもよく、「在日」=「売国」=「国賊」=「こんな奴が日本国民であるわけがない」として侮辱できればいいのである。
韓国の「親日派」問題と違って、日本では「在日」というだけで糾弾されるような法律はない。もしかしたら近いうち、北朝鮮拉致事件協力者家族名簿なんていう子供や孫まで名前が掲載されたデータが作られて、「在日(売国)辞典」としてネットに流出するかもしれない。
日本で「在日」認定だったり「売国」という言葉を安易に使うようになった風潮について批判する人がいるように、韓国でも、親日派辞典の認定方法が杜撰であるとか、安易に「親日派売国)」認定する人とかを批判する向きもある。どの国もいろいろな意見を抱えている。
韓国では親北朝鮮の従北派が「親日派」を憎しみまくっているらしく、安易に「親日派」認定してるのもこの界隈の人が多いとか何とか、適当にネットで検索したら分かった。従北派も親日派も韓国では同じ売国であるのだが親北朝鮮は現在進行形の敵であるので親日派よりも悪いとされている。つい先日も従北派の政党が1つつぶされた。戦争中の国では政治結社の自由はないのだ。日本では、たまに極右政治家がネットの意見にほだされて、「民主党議員を外患誘致罪で逮捕しろ!」と叫んだりしているが、実行されたことはない。
植民地時代の日本協力者という意味で行われている「親日派狩り」の政策について、日本の立場からすればもちろんいい気はしない。イスラエルナチスの残党狩りにしてもネガティブなイメージがつきまとう。まあそういうものだし、もちろん韓国内にもこれに否定的な意見がある。元の記事には親日派辞書の全学校への配架について保守系議員が反対していたとか何とか書いてあったはずだ。韓国の「親日派」という言葉は、「在日」や「朝鮮人」のようにネガティブイメージを相手に植えつける政局的な道具になってる感じがする。