維新の党の上西議員の会見での橋下の言説にもっと批判があってもいい

国会本会議を病欠したのに旅行してたとかしてないとかでスキャンダルとして報じられ、所属政党を除籍させられた上西小百合議員。
週刊文春の記事では、本会議欠席の理由である病気の仮病疑惑を追及するだけでなく、上西議員と男性秘書との男女の仲を匂わせる醜聞に仕立て上げている。女性の上西議員と男性秘書がふたりきりで旅行デートに行って羽目をはずして遊んでいたというのだ。
それに対して上西議員は記者会見で、男性秘書との旅行と報じられた件について、個人的な旅行ではなく、支援者とのミーティングのための仕事であった、旅館に男性秘書とふたりきりで宿泊したのではなく、男性秘書の両親の実家に好意で宿泊させてもらった、と怒りの釈明した。
しかしその場に同席した橋下徹はこの醜聞への釈明について、「女が男の実家に泊まって男のお母さんに挨拶しているんだから男女の仲と報じられてもしかたない」と断罪した。
このシーンは報道番組やワイドショーで繰り返し放送されたが、この橋下発言に対して疑問を呈すコメントは一切見られなかった。
男女が同じ場に留まるだけで、その関係が友人だろうが仕事であろうが一切関係なく、男女の仲と見られるのが世の中的に普通であるらしい。いやそれってやっぱりおかしいだろう。
政治家と秘書の関係をセックススキャンダルとして報じた週刊誌記事は昔から山ほどあるが、防衛するためには秘書は同性しか雇わないことにするしかない。各党とも女性議員の拡充をしようとしているが、それに見合うだけの女性政策秘書をどれだけ用意することができるのだろうか。