人間そっくりの女性型ロボットを開発しようと世界中の研究者が四苦八苦する中で、たまに報道される女性型ロボットは人間そっくりなのだけど、やはりロボット感は拭えないわけで、人間として扱うことは難しい。中にはコミュニケーション能力が高められて自然な会話が可能と謳いあげるロボットも出てきたのだけど、人間のコミュニケーションは言葉だけで成立するものではないのだ。
では何ができた時ロボットは「人間と同等の女性」になったと言えるのかと数秒考えると、それは「男と2人きりで部屋に置いた時セクハラされなくなった時」という結論に脳内で至った。
現在発表されているような人間そっくりの女性型ロボットと、一般的な男を部屋で2人きりにした場合(監視カメラはついておらず、部屋に2人きりになったという情報は誰もしらない)、ほぼ100%、男は女性型ロボットの胸を触り、股間をまさぐり、唇をいじることのどれかをしてみるだろう。
人間そっくりの顔で「自然な会話」ができるからって男はロボットを人間の女と見ることはない。所詮ロボットなのだから興味本位で「体はどうなってるのか」といくら触って確かめても問題ないと判断するはずだ。
これが、真に人間そっくりの女性型ロボットができたとすると、同じようにはいかない。ロボットから人間特有のテリトリーオーラを感じ取り、普通の女性に対する場合と同じように、一定の距離感を保ちながら部屋で過ごすことになる。(あくまでこれは一般的な男の場合で、ストーカー粘着気質だったり変態だったりする男が問答無用でこのテリトリーを侵してセクハラ、ボティタッチをしてくるのは止められず、ロボットは部屋から逃げるしかない)
現状、セクハラされない女性型ロボットは残念ながらない。