日テレ女性プロデューサーが辛坊治郎氏からパワハラを受けたことを週刊文春が報じた件は、テレ朝女性記者が財務省事務次官からセクハラを受けたことを週刊新潮が報じた件と類似

と思った。

辛坊治郎が日テレ女性社員に「壁ドン」パワハラ | 文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/24647

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「許されざるパワハラ辛坊治郎“女性社員に壁ドン”日テレ「社内報告書」入手 | 文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/26113

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 辛坊治郎パワハラ騒動は、

・日テレ女性社員(プロデューサー)が、

BS日テレの番組で司会を務める出演者に、

・番組のことで注意したところ相手にクレームと受け止められパワハラと受け止められる恫喝を受けた。

・女性社員は日テレのコンプライアンス担当の部署にパワハラを訴える報告書を提出し、

・日テレは「辛坊氏から聞き取りし、辛坊氏から謝罪と取れる発言も受け、再発防止を申し入れた」(広報部)。

女性社員側に立つ日テレの何者かが、その経緯や女性社員らのパワハラ報告書を、週刊文春にリークした。

 

財務省次官のセクハラ騒動は、

・テレ朝女性記者が、

・取材相手の財務省事務次官に、

・呼び出された先でセクハラ発言を何度も繰り返し受けた。

・女性記者はテレ朝の上司に、高級官僚の問題行動だとして報道しようと訴えるも、

・テレ朝の上司が「報道は難しい」と却下したため、

・女性記者は、一連の経緯や録音したセクハラ発言を週刊新潮にリークした。

 

どちらもテレビ局女性社員が、どうしても付き合わざるを得ない仕事相手から受けたハラスメントを、会社に訴えて、それが週刊誌にリークされた。

 

テレ朝は報道後に財務省に抗議を入れたり女性記者をかばったりしたが、報道前のことについて社員が受けたセクハラを放置していたのではないか、と世間から批判されもした。

 

日テレの対応はどうか。週刊文春のネット掲載記事だけを見ると、日テレ広報部の見解としては、辛坊氏から「申し訳ない」という言葉もあったし、もう終わったこととして取り扱おうとしているが、文春の2つ目のネット記事を読むと、女性社員が提出した報告書について、日テレがまだ誠実に対応していないのではないかと思わせる一文がある。

被害者であるAさんだけでなく、番組責任者の一人であるプロデューサーB氏も「パワハラ」と断定するなかで、今後、日テレがこうしたパワハラ報告にどのような対応をとるのかが注目される。

ようは日テレはパワハラ報告をなあなあで終わらせようとしていたところに、今回の文春報道が起きた、ということか。

 

セクハラ問題でテレ朝が女性記者を守ってなかったと批判されたように、今回日テレも批判される対象ではないか。日テレは社員が仕事相手から受けるハラスメントについて断固ノーを貫き、この女性社員を守り通すべきである。