与党がデモを無視できたのは日の丸がなかったから

集団的自衛権反対の国会前デモ。
どうにも締まりがない感じがする。
国の行く末を憂うデモなのに旗印がない。
日の丸国旗くらい掲げたっていいじゃない。
前に同じ疑問を持った人がデモ隊メンバーに尋ねた感じのTogetterを見た覚えがある。
右翼デモと間違われないようにとか何とか答えてた気がする。
今や日章旗デデーンと強調するのは在特会などネトウヨデモの特徴になっている。
見る人見れば「怖い」「気味悪い」と思ってしまうということだ。
しかしネトウヨデモの特徴は数百人のデモ参列者が揃って大きな旗を吊るした長竿を立てている点にあり、同じ国旗を掲げるにしろ、この特徴を外していけば、リベラルデモでも国旗のちからを存分に発揮できよう。
五輪のマラソンの時のように小旗の日章旗を振ればいいのだ。あと大きな国旗を持ち込みたい人は長い竿に垂らすことを禁止にする。これだけでネトウヨデモとの差別化ができる気がする。
国会前デモ参加者には「国旗国歌法に反対」という人もいそうだが、日の丸が国旗であることに反対している人はデモ参加者の中でも少数派だろう。
例の10万人集まった国会前デモの時、裏に日の丸をプリントしたチラシを配ったりして、国会前で10万人が日の丸掲げて「反対」と叫ぶ写真が拡散してたら、また全然違った影響を与えられたかもしれないのにな、なんて思った。


改正案が成立してからの国会前デモ。民主党の福山議員がデモ隊の前に立って「法案は可決されたが勝負には勝ったぞ」とか「ごめんなー」とかやけに砕けた口調で話しているのをフジの番組で見てダメだこりゃと思った。半径10mの若者にしか相手にしていない感じ。デモが全国的に影響を与えている点をわかっていない。高揚感からかデモを取り囲むあらゆるメディアの向こう側にいる人に気づいていない。