新作ガンダムを視聴してたら上のセリフが出てきた。唐突な「おっぱい」という言葉にネット上では盛り上がり、一部で「ギャグか否か」みたいな論争が起こったとか起こらないとか。で、「ギャグではなくアニメ・漫画に限らず戦記物作品で兵士のこういうセリフは悲壮感を表すよくある定番セリフだよ」なんて長文解説する記事も出てきた。http://stohspaceg.hatenablog.jp/entry/2015/10/11/234214
でもまあ笑えるし笑った。急に挟んできた感があるからかな。これが男向けの男の書く戦記もの作品であったなら、「あ〜こういうセリフ分かる分かる〜」と登場人物に感情移入した温かい笑いこそあれ、今回みたいに笑うことはなかったかもしれない。今回のガンダムは女性もターゲットにした(むしろメインかも)女性脚本家が書く戦記ものであるからにして、こういうセリフの使い具合に何か空回りしている感がして笑いにつながったと、笑った時の気持ちを考察してみる。まだ2話だけどこういうセリフが出てくるのはこの回だけのような気がして、それがさらに定番セリフを定番に入れときましたという感じが出る。「お前、言ってたじゃねーか、でっかいおっぱいに埋もれて死にてえって」と言ってたということは普段から仲間内でこういう女の話をたくさん出していたということであって、2話のこのセリフ以前の仲間内での世間話の中でこういう会話が出ていたかというと、覚えがなく、やはり唐突感が出てくる。3話以降でこういう女の話や下ネタが多用される会話が出てくるかと考えると作品的に出てこない気がする。ガンダムの場合、こういう唐突なセリフはスパロボ用に拾いやすいように入れたものだな、とも考えてしまい更に笑いやすいものにしている感じ。
今後、ストーリーがすすんで「おっぱい笑ってしまってすいません」と思う日も来るかもしれないが。