自民・大西議員の「巫女のくせに何だ」発言はどこが作り話だったのか

2ヶ月経ってるのに、非常にしょうもないオチが報道された。

自民・大西氏の“巫女発言”は作り話だった…ウソ隠し謝罪させた? ― スポニチ Sponichi Annex 社会
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2016/05/05/kiji/K20160505012528300.html
 自民党大西英男衆院議員が3月、所属する派閥の総会で「自民党はあまり好きじゃないと言うとは、巫女(みこ)のくせに何だ」などと発言し謝罪に追い込まれた件で、この発言内容がウソだったことが4日、分かった。

 実際にはウケを狙った大西氏の「作り話」だったという。党幹部は「何でそんな話をするんだ。発言がウソだということが出てしまう方がもっとまずい」として、ウソであることを隠し、大西氏に謝罪させたとみられる。

 大西氏は3月24日、党本部で開かれた報道陣を入れての細田派の総会で、翌月に控えた衆院北海道5区補選の応援で札幌入りし神社を回った話を紹介。自民党公認候補の支援を巫女に依頼すると、「自民党は好きじゃない」と言われたことを明かし「巫女さんを誘って札幌の夜に説得をしようと思った」などと際どい発言をした。さらに「私の世話を焼いた巫女さんが20歳くらいだった。投票が初めてだということだから、ひとつ口説いてやろうと思った」と語ると、出席者たちからは大きな笑いが起きた。

大西議員の当初の発言は、

1.選挙応援で北海道の神社を回った。
2.神社で20歳くらいの巫女がお世話してくれた。
3.巫女が「自民党はあまり好きじゃない」と言った。
(3に対して、大西議員が、)
4.(巫女さんのくせに何だ)と思った。
5.(巫女さんを誘って札幌の夜に説得しよう)と思った。

というもの。
この発言が炎上し、「私の発言でお騒がせし、申し訳ございません」と謝罪している。



何が作り話だったのか。どんな点で話を作った(盛った)のか。謝罪からは上記の1から5までの内容のうち、どの部分が嘘だったのか不明である。
何が嘘だったのか。

1.神社を回っていない。巫女にはもちろん会っていない。
2.神社で巫女との接点はなかった。
3.「自民党はあまり好きじゃない」とは言われなかった。
4,5.そんなこと思わなかった。


1,2,3の組み合わせでいろいろ考えられる。
・神社で巫女に会ったのが作り話。事実は、札幌の夜の町でお酒を注いでくれた20歳くらいの女の子が「自民党はあまり好きじゃない」と言ってた。それを巫女ネタにした。
・巫女にお世話された、というのが作り話。事実は、神社を回った時、支援者のおばさんにお世話され、「若い子はいないのか(ガハハ」と軽口言ったら、「若い子は自民党好きじゃないのよ」などと言われ、それを巫女ネタにした。
・巫女が「自民党はあまり好きじゃない」と言ったのが作り話。事実は、神社を回って可愛くて若い巫女を見かけアプローチかけたが、露骨に嫌悪感を示したように避けられた感じがしたので、「自民党好きじゃないのかな」と思い、巫女ネタとなった。



私は、4,5は、「若い女のくせに何だ」「夜の町に誘いたい」という点で、本心が混じった真実の発言だったと思っているので、事実は上記3つのどれかだと勝手に考えてしまう。