日本のリライトメディアは情報元を書こうという話

キュレーションメディアでもバイラルメディアでもどちらでもいいが、元あったニュースをリライトして発信していた「イイタメ」というニュースサイトが、誤った記事を発信してしまったという。

マクドナルドの肉の正体が明らかに」の根拠は そもそもの裁判がなかった?
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元はトルコのメディアがめちゃくちゃなことを書いていて、それが日本に伝わって、イイタメがリライトして記事にした、という話なのだけど、反応を見るとトルコメディアへの批判は薄く、主にイイタメばかりが叩かれているようだった。最近のキュレーションメディア批判の流れを組んだものだろう。
ただ、イイタメが叩かれるのもその通りで、単に事実確認を怠ったということだけではなく、イイタメの記事にはどこにも参考にした情報ソースというものが書かれていなかったのだ。これが最大の問題で、別に間違ったニュースを紹介するミスを犯してしまってもいいのだけど、元となった情報ソースを紹介してくれないと、読者が確認するのがものすごく面倒くさくなるのだ。
 
それなりに意識の高いネットメディアというものは、その辺はしっかりしていて、例えば中国情報を発信している、「レコードチャイナ」とか「サーチナ」とかは、翻訳リライトするにしても、「人民日報によると、」とか「環球時報によると、」みたいに、逐一元となったメディアの名前を書いている(本当はネット記事へのリンクを貼ってくれるのが一番いいが)。読者は、それぞれのサイトにいけば、リライト前の元の記事を確認することができるのだ。

批判を受け閉鎖となったリライトメディアはその辺、まったく無頓着で、敢えて情報元を書かないようにしてる感じでもあるが、そういうことはやめて、「○○によると〜」と情報元を書くようにしてほしい。