「表現の不自由展」批評の勘違い

あいちトリエンナーレで展示再開された「表現の不自由展」について、再開反対派とみられる人が、中で展示されてる個別の作品を指して「こんなのがアート?」などと批判している。ちょっとズレてる感想ではないか。

 

「表現の不自由展」という「作品」は、公的な会場で展示される予定だった作品が、行政等の要請によって展示不能になってしまったものを集めた展示だ。

だから最初に述べる感想としては、肯定的なら「こんなのが圧力受けたの?」や「こんな些細な理由で展示不可になったの?」だったり、否定的なら「これじゃ圧力受けて当然」や「こういう理由があれば展示できなくなって当然」だったりにしてほしい。

 

その上で、個別の作品の感想述べて「こんなのアートでもなんでもないゴミだ」「こんなしょうもない名ばかりアートを行政は敵視する必要すらない」みたいなこと言い合えればいい。