前首相の安倍晋三が講演したことで、韓国のキリスト教系カルト教団である統一教会の政治活動がSNSで注目されている。これとは別に、公共での美少女絵の表現の是非をめぐる対立をめぐり、統一教会人脈が関わる団体が絡んでたことも「発見」され、統一教会がホットワードになった。
ただ統一教会に関連した媒体と仕事したからというだけで、相手に反省を求めることではないと思う。
統一協会の関連媒体へ記事を掲載させている政治家や研究者は反省してほしい - 法華狼の日記
https://hokke-ookami.hatenablog.com/entry/20210916/1631801220
過去には2ch等でネット右翼らが、「『赤旗』にインタビュー記事が載ったから、あの芸能人は共産党員」「『潮』に記事を寄稿したから、あの論者は創価学会員」みたいな雑なデマを拡散させていた。
最近では米中対立の激化から、「孔子学院は中国のスパイ養成機関で通う学生はスパイ」「千人計画参加の研究者は反日スパイ」という雑な煽り加害もある。
「ヤクザとの関わり」「反社との関わり」批判も同じである。
問題ある団体・組織と関わるのにも、各々にそれぞれ経緯や事情があるのであり、関わった相手側に、問題ある団体・組織のメンバーであるという人物がいたとしても、関わる全員が問題ある団体・組織に賛同しているわけではない。
広告塔に使われていないか、問題ある団体・組織に都合よく使われていないか、十分に警戒する必要はあるにしても、一緒くたにしないように、個別の言論や関わり方を見た上で是非を問いたい。