國松警察庁長官狙撃事件の真犯人・中村泰受刑者を巡るメディア報道の流れ

毎日新聞が、時効が成立した1995年の國松警察庁長官狙撃事件で狙撃犯の送迎を手伝ったという者のの証言を取ることに成功し、スクープ記事を発表した。

Nの記録・警察庁長官狙撃事件:警察庁長官狙撃事件「実行犯逃走手助け」 当時参考人の元自衛官新証言 | 毎日新聞

 

同時に、事件の真犯人・中村泰を巡る大量の警察内部の捜査文書も入手し、それを元に連載特集を展開している。

Nの記録・警察庁長官狙撃事件 | 毎日新聞

 

ここまでの流れをおさらいしたい。

國松警察庁長官狙撃事件の真相を世間が広く認識したのは2018年のことになる。

2018年3月、元警視庁刑事で狙撃事件の容疑者として中村泰の捜査を指揮していた原雄一が、当時の状況を克明に描いた手記を講談社から出版する。

宿命 警察庁長官狙撃事件 捜査第一課元刑事の23年 | 原 雄一 |本 | 通販 | Amazon

警察庁長官銃撃「オウムじゃない男」を追った元刑事:朝日新聞デジタル

 

この本は刑務所の中村泰にも届けられ、中村から原へ手紙が届く。

この本や中村と原の手紙のやり取りを元にして、NHKが『未解決事件シリーズ』としてドラマとドキュメンタリーを作成する。

2018年9月、NHKスペシャル『未解決事件 File.07 警察庁長官狙撃事件』が放送される。 

未解決事件 File.07 警察庁長官狙撃事件 【前編】 - NHKスペシャル - NHK

未解決事件 File.07 警察庁長官狙撃事件 【後編】 - NHKスペシャル - NHK

 

そして今回の毎日新聞の特集報道に至る。