反日デモが激化した理由?

2012/9/17のフジテレビのワイドショー「知りたがり」で、中国で起こってる反日暴動について取り上げていた。中国要人とパイプがあるという東京福祉大学の女性教授を解説役に招き番組は進行していたのだが、中国の反日デモがここまで激化した理由は?という話題で、2つの理由が取り上げられていた。


一つは、中国テレビメディアが日本の尖閣国有化を繰り返し報じたこと。もう一つは、インターネットの検閲を行わなかったこと。


なるほど、逆に言えば、中国メディアが真実を伝えず、インターネット検閲を行なっていれば、暴動にならなかったということか。なんかフジテレビの言い方だと、中国のインターネットとニュース報道は制限されるべき!と聞こえてしまう。アラブの春とかGoogleの中国追放とかのニュースではさんざん規制する側を批判してたのにね。番組スタッフはそういう矛盾をどう思ってるのか。


中国要人とパイプがあるというおばあさんの話が、あまりに中国側の立場で代弁しているようで全く客観的に聞こえなかったのも苛ついた。途中でテレビを消したが見ている限り、中国内部の権力闘争の話とかデモをしかけた黒幕の話とかはでなかった。「私にもやっと出番が回ってきたわよ〜」と1人興奮しているように見えたのは気のせいか。