圧力鍋爆弾の作り方が報道されてネットで批判されてるって・・・

テレビ感想メディアが伝えている。
http://www.j-cast.com/2013/04/18173455.html



まず、事実から。報道見ただけじゃ圧力鍋爆弾は作れない。結局自分で英語で書かれているサイトを探して調べないといけない。


材料を紹介して、こんなふうに爆弾になるんですよ〜と工作のイメージを放送するのは是か非か。こういうテロ兵器の作り方のイメージは広く知られたほうがいいと思うけどね、自分は。


むしろこういう日用品で爆弾ができることを知ってる人が多いほうが、日本社会じゃ相互監視がなされて未然に犯罪を防げるんじゃなかろうか。アメリカでは圧力鍋爆弾について日本以上に詳しく報道されたりしてるんだから、英語できる人なら日本のマスコミから情報得なくとも勝手に圧力鍋爆弾の作り方にたどり着ける。日本のマスコミが報じたとしても英語できなきゃ詳しい作り方にはもともとたどり着けないしね。作ろうと思ってる人は、日本のマスコミが報じなくても圧力鍋爆弾を作ってる。


圧力鍋爆弾の作り方の報道を受けて、ホームセンターで圧力鍋と釘とベアリングを同時購入した人を見て、今までならスルーするけど、今後は「おや?」と店員も周りも気にかけるようになる。おせっかいに「何に使うの」と声をかけるオッサン店員も出てくるかもしれない。この3点セットが息子の部屋にあるのを親が見つけたときに、何かと注意をかけることができるかもしれない。数年前の同窓会爆破未遂事件のときは親が作りかけの爆弾見つけて通報して息子が逮捕されたんだっけ。


今まで圧力鍋爆弾について多くの人は知らなかったけど、一部の人は確実に知っていたわけで。圧力鍋爆弾じゃなくても、手製の兵器や猛毒ガスでも有害薬品でも一部の人は確実に作り方を知ってるわけで。圧力鍋爆弾については数十年前から日本の過激派も作っていたとか報道も出てる。今更「作り方を隠せ!」と言うより、「こんな日用品で爆弾作る奴もいるから気をつけろ」と広めたほうがいい。


隠せ隠せという人は、「そんなの見せつけられたら俺も作ってみたくなるじゃないか」と言ってるように聞こえる。