組織力が強い=集票能力がある、ではない選挙

新潟県知事選2016は、自民党推薦の与党系候補が破れ、共産・社民・自由推薦の野党系候補が勝利した。
http://onodekita.sblo.jp/article/177294062.html
民進党は、支持母体である連合が原発再稼働を支持する与党系候補を応援したため、自主投票という形になり、与野党対決の舞台からは降りた。そのせいで、野党系候補はなかなか決定せず、選挙準備が大幅に遅れた。
与党系候補は、最大の政敵である民進党不在、連合を味方につける、相手の準備不足と、負ける要素がなかったのに負けた。
そこで連合役立たず論が囁かれ始めた。連合は民進党の選挙に不要なのではないか。
確かに集票能力はなかった。
しかしそれでも「組織力はある」という定評は覆っていない。
ようは、選挙事務所で無償で働いてくれるスタッフとして優秀な組織というだけなのだ。
しかし「だけ」とはいっても、選挙で人海戦術は重要であって、架電、ハガキ投函、ビラ配り、どれも多くの人手が必要で、それをたくさん民進党に出してくれているのが連合という組織となる。