「ら」入り言葉、再び

 以前に 「ら」入り言葉の発生 というメモを書いたのだけど、一昨日くらいに日本テレビ系列の夕方のニュースを見ていたら、再び「ら」入り言葉が使われていた。
 今回使っていたのは、フィギュアスケート羽生結弦選手。大会前のインタビューで、「滑れる」でいいところを「滑られる」と、わざわざ「ら」を入れて話していた。ただし、わざわざ「滑れる」と直してテロップを打った5年前のNHKと違って、羽生選手の「滑られる」はテロップになることはなくスルーされていた。
 5年前の「滑『ら』れる」発言をしたのも、フィギュアスケート選手。「滑る」という言葉を多用するフィギュアスケート界では「ら」入り言葉が発生しやすいのかもしれない。
 最近は「ら」抜き言葉指摘はあまり見なくなり、選手の言葉の誤用プレッシャーは減ってると思うけど、それでも丁寧に話をしようとすればするほど、装飾過剰に「ら」を入れたくなるのかもしれない。

「ら」抜き言葉指摘厨について
http://d.hatena.ne.jp/rabbitbeat/20120119/1326946215