褒める政治を

大阪市橋下徹市長は10日、市役所で記者団に、原発再稼働や消費増税などをめぐって政権批判してきた姿勢を一転、野田佳彦首相を評価した。

野田首相はすごい。(大阪)都構想法案も5党協議で決めて消費税も上げる」「確実に決める政治をされている。民主党の支持率は急回復すると思う」と指摘。

「環太平洋経済連携協定(TPP)にも参加表明し、道州制も言っている。価値観、軸を示されている」と述べた。「民主党の中で考え方がバラバラだったのが、一定の方向性を出された」とも語った。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1000P_Q2A710C1EB1000/


橋下市長のやることなすこと私にとってはムカムカすることばかりなのだけど、政治家としていいなぁと褒めたいところもいくつかあって、その一つに自分の主張と重なる言動をした人をせっせと持ち上げるということがある。単に調子のいい人としか捉えられかねない恐れもあるが、自分と同じ意見が政策に反映されたら、「すごい!さすが!」と相手を褒め上げる。この姿勢は他の政治家、マスコミ、自分も含めた国民も見習いたい。


首相官邸前の反原発デモ。テレ朝でのモーニングバードで最近よく取り上げてるのを見て思ったこと。テレ朝的にはこのデモを「反原発」運動の高まりの特集ではなく単なる政権批判の一つにつなげようとしているのがVTRから感じられてげんなりした。特集で流れた「野田やめろー」というデモの叫びのほうが「原発止めろー」という叫びよりも小さく感じられた。
主催者発表で10万人の国民が集まった反原発デモではあるが、一方で野田政権が大飯原発再稼働を決定したことで救われた国民、助かった国民もそれ以上にいるはずで、特に関西に住んでいて電力不足になりそうなのを困っていた人たちは、「原発再稼働ありがとうデモ」をやってもいいんではないか。首相官邸前デモのように、単に通天閣大阪城公園に集まるだけのゆるやかなデモで、「再稼働決定ありがとう」と言うだけのデモ。


または消費税増税に賛成する人々、経団連所属企業の従業員や大学教授らが呼びかけて、「消費税増税案決定ありがとうデモ」なんてのもやってみたらいい。


テレビマスコミは反対意見の声ばかりが大きく報道する。デメリットばかり伝えられるから、一体日本国民の誰が賛成してるの?って賛成してる国民の顔がまったく見えてこない。賛成している人がいるから決定されるわけなのに、その決定への批判意見ばかり大きく扱われて支持率は下がる。それは残念すぎる。


橋下市長のように、自分の意に沿ういいことやったら褒めて褒めて褒めまくって世論調査にも「支持する」と答えよう。褒める政治を心がけて。