「1回戦負けしろ」発言を袋叩きするメディアに戦前の日本を感じた

春の選抜高校野球を前に県庁で開催された激励会に訪問した滋賀県代表チームのバスの駐車の仕方が悪かったと勘違いして、チームに対して「お前らなんか一回戦負けしろ」と激怒したとして、今、マスコミに叩かれまくっている滋賀県議。
本人は「負けてしまえ」ではなく「こんなことやってたら負けてしまうぞ」と言ったと釈明しているが、マスコミの手が緩むことはなく、今朝のTBS「あさちゃん」ではTBSの記者が、政治汚職や重大事件容疑者に挑むのと同じ口調で、この県議を追いかけ回し追及していてアホかと思った。
「生徒は皆『負けろ』と言ったと聞いていましたよ!」
「『負けてしまえ』と言ったこと謝罪しないんですか!」
「辞職しないんですか!」
勘違いで激怒した老人県議のしょうもなさを笑うのではなく、こいつら発言内容のほうに本気で怒っている。
別に「負けろ」は今流行のヘイトスピーチでも差別発言でもない。
「負けろ」と言って何が悪いのか。県の激励会に水を差したことは間違いないが、会の進行を邪魔したものでもなく、だから何?という話だ。
県議だから「負けろ」と言ってはいけない? それもおかしな話。それでは反対活動が何もできなくなりそう。
この県議、前からいろいろ問題がありそうではあるが、それならそっちを報じて首を取ればいい。わざわざ何の問題もない「負けろ」発言をクローズアップする必要はない。