国連の特別報告者は「個人的見解」だから聞く必要がない?

国連の人権条約に基づく拷問禁止委員会の韓国政府への慰安婦問題含む勧告に対して、Gohooの楊井人文氏が「国連の機関ではなく独立団体」と指摘して国連の権威はないから意見を聞く必要はないとか言ったり、国連人権理事会の特別報告者が共謀罪法案に対する懸念の書簡を出したことを「国連の意見でなく個人の意見」で国連の権威ないから意見を聴く必要ないとか言ったりするのが、今のブームのようだ。
 
一昔前なら「国連は左翼に支配されてる!」と国連自体を批判していた人たちは、方針を変えたみたいで、今は「国連の名を騙った左翼が国連の権威を利用して日本を貶している」のだと、国連自体を批判することは辞めている。今現在、日本の右派団体が必死になって国連の委員会でロビー活動をしているところなので、国連の利用価値はちゃんと認め始めたのだろう。